客居合肥南城赤闌橋之西、蒼陌淒涼、与江左異、惟柳色夾道、依依可憐。因度此闋、以紓客懐。
1空城暁角、吹入垂楊陌。
2馬上単衣寒惻惻。
3看尽鵝黄嫩緑、都是江南旧相識。
4正岑寂、明朝又寒食。
5強携酒・小橋宅。
6怕梨花落尽成秋色。
7燕燕飛来、問春何在、惟有池塘自碧。
合肥の南城の赤闌橋の西に客居ると、蒼陌は淒涼しく、江左と異なり、惟だ柳色が道を夾んで、依依と可憐だった。因で此の闋を度り、以て客の懐を紓べる。
1空い城に暁の角、垂楊の陌に吹き入って。
2馬上の単衣、寒さが惻惻。
3鵝黄と嫩緑を看尽くす、都是て江南の旧相識。
4正ど岑寂しい、明朝も又た寒食。
5強に酒を携える、小橋の宅。
6梨の花が落り尽くして秋の色に成るのが怕い。
7燕燕が飛んで来て、春は何在かと問ねる、惟だ池塘だけが自碧で有る。
紹熙元年(1190)、三十六歳の作。
⇒『宋詞三百首』192淡黄柳(姜夔)
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