2023年2月26日日曜日

白石歌044淡黄柳

淡黄柳

客居合肥南城赤闌橋之西、蒼陌淒涼、与江左異、惟柳色夾道、依依可憐。因度此闋、以紓客懐。

1空城暁角、吹入垂楊陌。
2馬上単衣寒惻惻。
3看尽鵝黄嫩緑、都是江南旧相識。

4正岑寂、明朝又寒食。
5強携酒・小橋宅。
6怕梨花落尽成秋色。
7燕燕飛来、問春何在、惟有池塘自碧。

合肥の南城(みなみ)の赤闌橋()西に客居(とま)ると、蒼陌(とおり)淒涼(さび)しく、江左()異なり、惟だ柳色(やなぎ)が道を夾んで、依依(そよそよ)と可憐だった。(そこ)()(うた)(つく)り、(そうし)(たび)(おもい)()べる。

 

(ひとけな)(まち)に暁の(つのぶえ)垂楊(やなぎ)(みち)に吹き入って。

2馬上の単衣(ひとえ)、寒さが惻惻(ぞわぞわ)

鵝黄(くりーむいろ)嫩緑(うすいみどり)()尽くす、都是(すべ)て江南の旧相識(むかしなじみ)

 

(ちょう)岑寂(さび)しい、明朝も()た寒食。

(むり)に酒を携える、小橋(あのひと)(いえ)

6梨の花が()り尽くして秋の(けしき)に成るのが(こわ)い。

燕燕(つばめ)が飛んで来て、春は何在(どこ)かと(たず)ねる、()池塘(いけ)だけが自碧(みどり)()る。


紹熙元年(1190)、三十六歳の作。

⇒『宋詞三百首』192淡黄柳(姜夔)

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