2023年2月28日火曜日

白石歌015鷓鴣天⑥

鷓鴣天

元夕有所夢

1肥水東流無尽期、当初不合種相思。
2夢中未比丹青見、暗裏忽驚山鳥啼。

3春未緑、鬢先糸。
4人閒別久不成悲。
5誰教歳歳紅蓮夜、両処沈吟各自知。


元夕に夢みた所が有った

 

1肥水は東に流れて尽きる(とき)が無い、当初から相思※を()える不合(べきではな)かった。

2夢の中では丹青()と比べて未見(ぼんや)り、暗い(なか)(ふっ)と山鳥が啼いて(めがさめ)た。

 

3春がは未緑(はや)い、鬢が先に(しらが)となる。

人間(このよ)で別れて久しいと、悲しみも不成(なくな)る。

5誰がさせ()るのか、くる歳くる歳、紅蓮(ともしび)の夜、両処(はなればなれ)沈吟(ものおもい)する、各自(たがい)(わか)っている。


慶元三年(1197)、四十三歳の作。

⇒『宋詞三百首』183鷓鴣天(姜夔)

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