2023年2月26日日曜日

白石歌011点絳唇①

点絳唇

丁未冬過呉松作

1燕雁無心、太湖西畔随雲去。
2数峰清苦、商略黄昏雨。

3第四橋辺、擬共天随住。
4今何許。
5憑欄懐古、残柳参差舞。

 

丁未の冬に呉松を(とおりかか)って作った

 

1燕と雁が無心に、太湖の西の畔で雲に随って去る。

2数々の峰は清苦(きよ)らかに、黄昏の雨と商略(そうだん)している。

 

3第四橋の辺りで、天随(りくきもう)と共に(くら)せたら(いい)のに。

4今や何許(いかばかり)か。

(てすり)(もた)れて(いにしえ)(おも)う、()れた柳が参差(ふぞろい)に舞っている。


淳熙十四年(1187)、三十三歳の作。

⇒『宋詞三百首』182点絳唇(姜夔)

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