1潯陽江頭秋月明、黄蘆葉底秋風声。
2銀龍行酒送帰客、丈夫不為児女情。
3隔船琵琶自愁思、何預江州司馬事。
4為渠感激作歌行、一写六百六十字。
5白楽天、白楽天。
6平生多為達者語、到此胡為不釈然。
7弗堪謫宦便帰去、廬山政接柴桑路。
8不尋黄菊伴淵明、忍泣靑衫対商婦。
1潯陽江の頭に秋の月が明るい、黄んだ蘆の葉の底で秋風の声がする。
2銀龍で酒を行み帰客を送るのに、丈夫が児女の情を不為いでもよかろうに。
3隔船からきこえる琵琶(の音)は(琵琶弾き)自らの愁思、何て江州司馬の事と預ろうか(まったく関係ない)。
4なのに渠の為に感激して歌行を作り、一に六百六十字を写いた。
5白楽天よ、白楽天。
6平生は達者な語を為ることが多いのに、此に到って胡て釈然と不為いのか。
7謫宦に弗堪いなら便と帰去ればよい、廬山は政に(陶淵明の故郷の)柴桑の路に接している。
8(陶淵明の愛した)黄菊を尋ねて淵明に不伴いで、忍び泣いて靑衫にて商の婦(となった琵琶弾き)に対うとは。
0 件のコメント:
コメントを投稿