1石(いし)の梁(はし)が空曠(ひろが)る(空間に)度(かか)り、茅(かやぶき)の屋(いえ)が清烱(きよくあかる)い(水辺に)臨(た)っている。
2俯(ふ)して嬌饒(あでやか)な杏(あんず)を窺(み)れば、身(じつぶつ)が影(かげ)に勝(まさ)るとは未覚(おもえな)い。
3嫣(にっこり)と如(さなが)ら(陳の後主の)景陽(けいよう)(宮の)妃(ひ)が、笑(え)みを含(ふく)んで宮(きゅう)(殿の)井(いど)に堕(お)ちたよう。
4怊悵(かな)いことに微波(さざなみ)が有(た)って、残粧(けしょうくずれ)も壊(こわ)れて整(ととの)え難(がた)い。
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