1人間詩癖勝銭癖、捜索肝脾過幾春。
2嚢槖無嫌貧似旧、風騒有喜句多新。
3但将苦意摩層宙、莫計終窮渉暮津。
4試看一生銅臭者、羨他登第亦何頻。
1人間で詩をこのむ癖は銭をこのむ癖に勝るもの、肝脾を捜索して幾たび春が過ぎただろう。
2嚢槖は貧しいこと旧の似だが嫌では無い、風騒の句の新しいものが多ければ喜びが有る。
3但だ苦意を層宙に摩けようとするばかり、終に(貧)窮して暮れの津をどのように渉るか計ることは莫い。
4試看ん、一生銅の臭いのする者が、他のひとびとの登第を羨むことの亦た何に頻りであることか。
0 件のコメント:
コメントを投稿