1油壁(うるしぬり)の香車(くるま)に再(ふたた)び逢(あ)えず(不)、(巫山の)峽(たに)の雲(くも)は迹(あと)も無(な)く西(にし)へ東(ひがし)へと任(さまよ)う。
2梨(なし)の花(はな)さく院落(にわ)に溶溶(そそ)ぐ月(つき)、柳(やなぎ)の絮(わた)のとぶ池塘(いけ)に淡淡(そよ)ぐ風(かぜ)。
3幾日(いくにち)も寂寥(さび)しく傷酒(わるよ)いした後(のち)、一番(いちばん)の蕭瑟(わびしさ)は烟(けむり)を禁(きん)じる(寒食)の中(うち)に。
4魚書(たより)を寄(よ)せよう(欲)にも何由(どうやっ)て達(とど)けよう、水(かわ)は遠(とお)く山(やま)は長(はる)かに処処(どこまで)も同(つづ)く。
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