2024年7月27日土曜日

宋詩003 山園の小梅

山園小梅  林逋

1衆芳揺落独嬋妍、占尽風情向小園。
2疎影横斜水清浅、暗香浮動月黄昏。
3霜禽欲下先偸眼、粉蝶如知合断魂。
4幸有微吟可相狎、不須檀板共金樽。

 

(おお)くの(はな)揺落(ちりお)ちたのに(ひと)嬋妍(あざやか)に、(ちい)さな(にわ)風情(ふぜい)尽占(ひとりじ)め。

(まばら)(かげ)横斜(なな)めうつす (みず)(きよ)(あさ)く、(ひそやか)(かお)りが浮動(ただよ)く (つき)黄昏(たそがれ)どき。

(しも)(空)をとぶ(とり)()よう()として()(ぬす)()る、(しろ)(ちょう)()し(梅の白さを)()ったら(きっ)と(悔しくて)(たましい)()つだろう。

(さいわい)なことにわたしは微吟(くちずさ)んで(梅と)相狎(したし)くなることが(でき)はず()檀板(カスタネット)金樽(さけ)(もち)()くとも。 

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