2024年7月25日木曜日

宋詩001 寒食

寒食  王禹偁

1今年寒食在商山、山裏風光亦可憐。
2稚子就花拈蛺蝶、人家依樹繋鞦韆。
3郊原暁緑初経雨、巷陌春陰乍禁烟。
4副使官閑莫惆悵、酒銭猶有撰碑銭。

1今年(ことし)の寒食(かんしょく)は商山(しょうざん)に在(い)るが、山裏(やま)の風光(けしき)は亦(やは)り可憐(すばらし)い。

2稚子(おさなご)は花(はな)に就(ちかづ)いて蛺蝶(ちょう)を拈(と)り、人家(じんか)では樹(き)が依(よりそ)い鞦韆(ブランコ)が繋(かけ)られている。

3郊原(のはら)の暁(あかつき)の緑(くさ)は雨(あめ)が経(とおりすぎ)た初(ばか)り、巷陌(とおり)の春(ある)の陰(うすぐもり)は烟(けむり)を禁(きん)じた乍(ばか)り。

4副使(ふくし)の官(かん)は閑(ひま)だが惆悵(なげ)いては莫(いけな)い、酒(さけ)をかう銭(かね)には猶(ま)だ碑(ひ)を撰(か)く銭(かね)が有(あ)るのだから。


*寒食:節句。冬至から数えて105日目からの3日間、火を使わずに冷たい食事をとる。

0 件のコメント:

コメントを投稿