2023年9月29日金曜日

詩経235 大雅・文王之什・文王

1文王在上、於昭于天。周雖旧邦、其命維新。有周不顕、帝命不時。文王陟降、在帝左右。
2亹亹文王、令聞不已。陳錫哉周、侯文王孫子。文王孫子、本支百世。凡周之士、不顕亦世。
3世之不顕、厥猶翼翼。思皇多士、生此王国。王国克生、維周之楨。済済多士、文王以寧。
4穆穆文王、於緝熙敬止。仮哉天命、有商孫子。商之孫子、其麗不億。上帝既命、侯于周服。
5侯服于周、天命靡常。殷士膚敏、祼将于京。厥作祼将、常服黼冔。王之藎臣、無念爾祖。
6無念爾祖、聿脩厥徳。永言配命、自求多福。殷之未喪師、克配上帝。宜鑑于殷、駿命不易。
7命之不易、無遏爾躬。宣昭義問、有虞殷自天。上天之載、無声無臭。儀刑文王、万邦作孚。

1文王(ぶんおう)は上(かみ)に在(い)て、於(ああ) 天(てん)に(于)昭(かがや)く。

周(しゅう)は旧(ふる)い邦(くに)である雖(けれど)も、其(そ)の命(めい)は維(こ)れ新(あらた)に。

有周(しゅう)は不(おお)いに顕(あきら)かに、帝(てい)命(めい)は不(おお)いに時(めでた)い。

文王(ぶんおう)が陟降(あまがけ)りして、帝(てい)の左右(さゆう)に在(い)る。

2亹亹(いそし)む文(ぶん)王(おう)は、令聞(めいせい)が不已(やまな)い。

陳(かさ)ねて(命を)錫(たま)いて周(しゅう)に哉(い)る、侯(こ)れ文(ぶん)王(おう)の孫子(すえ)。

文(ぶん)王(おう)の孫子(すえ)、本支(もとすえ)は百世(ひゃくせい)に。

凡(およ)そ周(しゅう)の(之)士(し)は、不(おお)いに顕(あきら)かに亦(ま)た世(よ)々に。

3世(よ)が(之)不(おお)いに顕(あきら)かなとき、厥(そ)の猶(はかりごと)は翼翼(つつましや)か。

思(ここ)に皇(おお)いなる多士(じんざい)が、此(こ)の王国(おうこく)に生(うま)れた。

王(おう)国(こく)に克(よ)く生(うま)れた、維(こ)れぞ周(しゅう)の楨(ささえ)。

済済(すぐ)れた多士(じんざい)、文(ぶん)王(おう)は以(そうし)て寧(やすら)かに。

4穆穆(ゆか)しい文(ぶん)王(おう)は、於(ああ) 緝熙(とく)あり敬止(うやうや)しい。

仮(おお)いなるかな(哉) 天(てん)の命(めい)、有商(しょう)の孫子(すえ)。

商(しょう)の(之)孫子(すえ)、其(そ)の麗(かず)は億(おく)ではない(不)。

(けれども)上帝(じょうてい)が既(すで)に命(めい)じ、侯(こ)れ周(しゅう)に(于)服(ふく)す。

5侯(こ)れ周(しゅう)に(于)服(ふく)す、天(てん)の命(めい)に常(さだめ)はない(靡)。

殷(いん)の士(ひとびと)は膚敏(すぐれ)ていたので、京(みやこ)で(于)祼将(まつり)をつとめた。

厥(そ)の祼将(まつり)を作(す)るには、常(むかしのよう)に黼冔(れいふく)を服(き)た。

王(おう)の(之)藎臣(ちゅうしん)よ、爾(なんじ)の祖(そ)を念(けが)すことなかれ(無)。

6爾(なんじ)の祖(そ)を念(けが)すことなかれ(無)、厥(そ)の徳(とく)を聿(ひたす)ら脩(おさ)めよ。

永(なが)く言(ここ)に命(めい)に配(そ)って、自(みずか)ら多福(さいわい)を求(もと)めよう。

殷(いん)が(之)未(ま)だ師(たみ)を喪(うしな)っていないとき、克(よ)く(く)上(じょう)帝(てい)に配(そ)っていた。

殷(いん)に(于)鑑(かんがみ)るのが宜(よろ)しい、駿命(めい)は不易(かわらな)い。

7命(めい)は(之)不易(かわらな)い、爾(なんじ)の躬(み)で遏(たや)してはいけない(無)。

義問(めいせい)を宣昭(かがや)かせ、有(ま)た殷(いん)が天(てん)に自(したが)い(滅んだ)ことを虞(かんが)えよ。

上天(てん)の(之)載(うごき)は、声(こえ)も無(な)く臭(におい)も無(な)い。

文(ぶん)王(おう)に儀刑(なら)い、万(すべて)の邦(くに)よ 孚(まこと)を作(な)せ。

 

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