賦牡丹
1西園曾為梅花酔、葉剪春雲細。
2玉笙涼夜隔簾吹、臥看花梢揺動一枝枝。
3娉娉嫋嫋教誰惜、空圧紗巾側。
4沈香亭北又青苔、唯有当時蝴蝶自飛来。
牡丹を賦む
1西園で曾て梅の花の為に酔い、葉は春の雲を剪ったように細かった。
2玉笙を涼夜に、簾を隔てて吹き、臥して花の梢を看た、一枝枝も揺動ていた。
3娉娉嫋嫋と、誰を惜ませるのだろう、空しく紗の巾の側を圧っている。
4沈香亭の北に又た青い苔、唯だ当時の蝴蝶が有て自り飛んで来る。
制作年、未詳。 1西園:漢末に曹操が鄴都に建てた園林。曹操「公宴」に「清夜遊西園、飛蓋相追随」とある。ここは臨安の聚景園を指す。 3娉娉嫋嫋:軽やかで美しいさま。杜牧「贈別二首」其一に「娉娉裊裊十三余、豆蔲梢頭二月初」とある。 4沈香亭:唐の興慶宮の中にあった。玄宗がこの亭の前に牡丹を植えさせて楊貴妃と鑑賞し、李亀年に命じて金の紙箋を持ってこさせ、李白に新しく歌詞を作らせた。その時、李白が作ったのが「清平楽」三首で、其一に「名花傾国両相歓、長得君王帯笑看。解釈春風無限恨、沈香亭北倚闌干」という。
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