2023年2月19日日曜日

白石詩092灯詞②

灯詞〈見武林旧事〉

其二

1灯已闌珊月気寒、
2舞児往往夜深還。
3只因不尽婆娑意、
4更向階心弄影看。

 

其二

 

1灯は已(すで)に闌珊(きえ)て、月の気(いろ)は寒い、

2舞児(おどりこ)は往往(しばし)ば夜深(おそ)くに還(かえ)る。

3只(た)だ婆娑(ま)う意(きもち)が不尽(つきな)いので(因)、

4更に階心(きざはし)で(向)影を弄んで看(み)る。


1闌珊:消える。 3婆娑:舞うさま。『詩経』陳風「東門之枌」に「子仲之子、婆娑其下」とあり、毛伝に「婆娑、舞也」という。 4弄影:影を動かすこと。 階心:『武林旧事』は「街心」に作る。

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