2023年2月18日土曜日

白石詩091寄兪子二首②

寄兪子二首

其二

1郎罷才名今白髪、
2佐州亦復坐窮辺。
3甚欲出手相料理、
4東南風高難寄箋。

其二

 

1郎罷(ちち)ゆずりの才名も今や白髪、

2州を佐(たす)けて亦復(ま)た窮辺(はて)に坐(い)る。

3甚だ(文章を)出手(か)いて相料理(なぐさめ)たい(欲)が、

4東南の風が高(つよ)く、箋(てがみ)を寄せるのが難しい。


1郎罷:方言。閩の人が父を呼ぶときの言い方。唐・顧況「囝」詩に「郎罷別囝、吾悔生汝……囝別郎罷、心摧血下」とあり、自題注に「囝、哀閩也。囝、音蹇。閩俗呼子為囝、父為郎罷」という。 2佐州:州政を補佐する。州の司馬や通判などの職に任命されることをいう。 窮辺:遠く離れた荒れた地。 3出手:詩文を書いて伝えること。顔之推『顔氏家訓』「文章」に「学為文章、先謀親友、得其評裁、知可施行、然后出手」とある。

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