1黄雲承韈知何処、
2招得氷魂付北枝。
3金谷楼高愁欲墮、
4断腸誰把玉龍吹。
緑萼梅
1黄雲に承韈って何処へいったやら、
2氷魂は招得て北の枝に付いた。
3金谷(園)の楼は高く、愁いて欲墮うとしている、
4断腸しげに誰が玉龍を吹いているのか。
制作年、未詳。 0緑萼梅:范成大『范村梅譜』に「緑萼梅、凡梅花跗蔕、皆絳紫色、惟此純緑、枝梗亦青、特為清高、好事者比之九仙人萼緑華」とある。 1黄雲承韈:黄庭堅「效王仲至少監詠姚花用其韻四首」其二に「九疑山中萼緑華、黄雲承韈到羊家」とある。「黄雲」は雪空の雲。黄色味を帯びているため。宋・曾鞏「詠雪」に「黄雲半夜満千里、大雪平明深一尺」とある。「韈」はくつした。「承韈」は乗ること。 2氷魂:梅や蓮の清らかな品性。蘇軾「松風亭下梅花盛開」其二に「羅浮山下梅花村、玉雪為骨氷為魂」とある。 3金谷:晋の石崇が築いた金谷園。 高愁欲墮:石崇に寵愛された妓女緑珠の故事。笛や舞にすぐれ、石崇が権力抗争に負けて屋敷を兵士に囲まれた際、石崇の目の前で楼から身投げした。『晋書』「石崇伝」に見える。 4把玉龍吹:笛曲に「落梅花」がある。
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