1自作新詞韻最嬌、
2小紅低唱我吹簫。
3曲終過尽松陵路、
4回首烟波十四橋。
垂虹を過る
1自ら新詞を作ると、韻が最も嬌しい、
2小紅が低く唱い、我は簫を吹く。
3曲が終わると松陵の路は過尽ぎて、
4回首ると烟波のなか、十四の橋。
紹熙二年(1191)、三十七歳の作。 0垂虹:垂虹橋。白石の「慶宮春」詞序に「予別石湖 帰呉興、雪後夜過垂虹、嘗賦詩云「長橋寂寞春寒夜、只有詩人一舸帰」とある。詩057「除夜自石湖帰苕渓」其七の句。 2小紅:范成大の侍婢で、歌が上手だった。白石が范成大を訪ねて「暗香」「疏影」二首の詞を作った時、范成大はこれを小紅に命じて習わせ、のちに小紅を白石に贈った。 3松陵:呉江県の別称。
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