2023年2月11日土曜日

白石詩059姑蘇懐台

姑蘇懐古

1夜暗帰雲繞柁牙、
2江涵星影鷺眠沙。
3行人悵望蘇台柳、
4曾与呉王掃落花。

 

姑蘇にて(いにしえ)(おも)

 

1夜は暗く、帰雲(くも)柁牙(ふね)(めぐ)り、

2江は星影を(ひた)し、鷺が(きし)で眠っている。

行人(たびびと)は(姑)蘇台の柳を(さび)しく望める、

(かつ)て呉王の(ため)に落花を掃っただろう、と。


淳熙十四年(1187)、三十三歳の作。 1帰雲:「行雲」をいう。『漢書』「礼楽志」に「流星隕、感惟風、籋帰雲、撫懐心」とある。 柁牙:船板。 3蘇台柳:姑蘇台の柳。姑蘇台は、春秋時代の呉王夫差が姑蘇山(江蘇省呉県の西南)に築いた台。

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