2023年2月10日金曜日

白石詩051与和甫時甫分題画卷夔得剡渓図

与和甫時甫分題画卷夔得剡渓図

1枯槎啅乾鵲、
2交臂失夫君。
3奈此一尊酒、
4憑高空水雲。

 

和甫・時甫()分けて画卷()()いた。(わたし)得た

 

枯槎(こぶね)がきて乾鵲(かささぎ)()いたが、

交臂(もうすこし)夫君(かれ)(いなくな)った。

3此の一尊(たる)の酒を(どうしよ)う、

4高いところに(のぼ)っていたが、(かわ)と雲が空しい。


制作年、未詳。 0和甫・時甫:蕭徳藻の甥。 剡渓図:南朝晋の王徽之が雪の中を剡渓まで友人の を訪ねたが、門前まできて興が尽きたので帰ったしまった故事。これを題材とした画。 1枯槎:竹や木の筏、木の船。 乾鵲:カササギ。鳴くと、良い知らせがあるという。 2交臂:距離が近い喩え。 夫君:友人。南朝斉・謝朓「和江丞北戍琅邪城詩」に「夫君良自勉、歳暮忽淹留」とある。 4憑高:高いところに上る。

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