1枯槎啅乾鵲、
2交臂失夫君。
3奈此一尊酒、
4憑高空水雲。
和甫・時甫と分けて画卷に題いた。夔は剡渓図を得た。
1枯槎がきて乾鵲が啅いたが、
2交臂で夫君は失った。
3此の一尊の酒を奈う、
4高いところに憑っていたが、水と雲が空しい。
制作年、未詳。 0和甫・時甫:蕭徳藻の甥。 剡渓図:南朝晋の王徽之が雪の中を剡渓まで友人の を訪ねたが、門前まできて興が尽きたので帰ったしまった故事。これを題材とした画。 1枯槎:竹や木の筏、木の船。 乾鵲:カササギ。鳴くと、良い知らせがあるという。 2交臂:距離が近い喩え。 夫君:友人。南朝斉・謝朓「和江丞北戍琅邪城詩」に「夫君良自勉、歳暮忽淹留」とある。 4憑高:高いところに上る。
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