1遅君日日数帰程、
2到得君帰我已行。
3一路好山思共看、
4半年有酒不同傾。
5吾儕正坐清貧累、
6各自而今白髪生。
7人物渺然須強飯、
8天工応不負才名。
時甫に寄せる
1君を遅って日日、帰る程を数えたが、
2君が帰って到得たとき、我は已に行っている。
3一路の好しい山、共に看たいと思う、
4この半年、酒は有ったが、同に不傾った。
5吾儕は正に清貧の累わしさに坐て、
6各自、而今、白髪が生えている。
7ひとかどの人物は渺然い、(君は)須と強飯したまえ、
8天工は応と才名に不負いから。
制作年、未詳。 0時甫:蕭時甫。蕭徳藻の甥。白石の妻の親族。 5吾儕:吾輩。 7強飯:食事をとるよう努力する。勤勉に励む。『史記』「外戚世家」に「行矣、彊飯、勉之、即貴、無相忘」とある。 8天工:天のしわざ。大自然の働き。
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