2023年2月8日水曜日

白石詩042寄時甫

寄時甫

1遅君日日数帰程、
2到得君帰我已行。
3一路好山思共看、
4半年有酒不同傾。
5吾儕正坐清貧累、
6各自而今白髪生。
7人物渺然須強飯、
8天工応不負才名。

 

時甫に寄せる

 

1君を()って日日(まいにち)、帰る()を数えたが、

2君が帰って到得(こられ)たとき、(わたし)(すで)()っている。

一路(どうちゅう)(すばら)しい山、共に()たいと思う、

4この半年、酒は有ったが、(いっしょ)不傾(のめな)った。

吾儕(わがはい)(まさ)に清貧の(わずら)わしさに()て、

各自(それぞれ)而今(いま)白髪が生えている。

7ひとかどの人物は渺然(すくな)い、(君は)(きっ)強飯(どりょく)たまえ、

天工(てん)(きっ)と才名に不負(そむかな)いから。


制作年、未詳。 0時甫:蕭時甫。蕭徳藻の甥。白石の妻の親族。 5吾儕:吾輩。 7強飯:食事をとるよう努力する。勤勉に励む。『史記』「外戚世家」に「行矣、彊飯、勉之、即貴、無相忘」とある。 8天工:天のしわざ。大自然の働き。

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