2023年2月7日火曜日

白石詩031答沈器之二首②

答沈器之二首

其二

1渉遠身良苦、
2登高望欲迷。
3試吟青玉案、
4不是白銅鞮。
5露下秋虫怨、
6風高北馬嘶。
7槎頭有新味、
8人在太湖西。

 

其二

 

1遠くまで(わた)って、(からだ)(まこと)に苦しく、

2高いところに登って、望んでも(故郷は)欲迷(みつけられな)い。

3試しに「青玉案」を吟じてみよう、

4「白銅鞮」ではない(不是)けれど。

5露の下、秋の虫は怨み、

6風は高く、北の馬は嘶く。

7槎頭に新しい味が()るころ、

人は太湖の西に()


3青玉案:古詩をいう。杜甫「又示宗武」詩に「試吟青玉案、莫羡紫羅囊」とあり、仇兆鰲注に「青玉案、謂古詩」という。 4白銅鞮:南朝梁の歌謡の名。 7槎頭:鯿魚。コイ科のトガリヒラウオ。頭が短く、扁平で、美味。「槎」は水中に積んだ柴木、水を堰き止めて中で魚を養う。そのほとりで獲れる魚、の意。孟浩然「峴潭作」詩に「試垂竹竿釣、果得槎頭鯿」とある。

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