浣溪沙
辛亥正月二十四日、発合肥。
1釵燕籠雲晚不忺、擬将裙帯繫郎船、別離滋味又今年。
2楊柳夜寒猶自舞、鴛鴦風急不成眠、些児閑事莫縈牽。
辛亥正月二十四日、合肥を発つ。
1釵燕を籠雲につける晚の不忺さ、裙帯を郎の船に繫ぎたい、別離の滋味が又た今年も。
2楊柳は夜の寒さに猶だ自ら舞い、鴛鴦は風の急さに不成眠い、些児い閑事で縈牽してはいけない。
紹熙二年(1191)、三十七歳の作。 0合肥:安徽省合肥。別れに際し、前半は女性、後半は男性の気持ちを詠んでいる。 1釵燕:燕の飾りがついているかんざし。 籠雲:豊かな髪。 忺:意にかなう。『方言』に「青斉呼意所好為忺」とある。 2些児:小さい。
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