1在山長与雲同斎、
2出山憶雲雲不来。
3千金買得太湖石、
4数峰相対寒崔嵬。
5朝来忽覚青苔湿、
6靉靉如炊石間出。
7白雲何処不相逢、
8却怪年年枉相憶。
9王郎胸中横一邱、
10在山出山雲与遊。
11更呼白石老居士、
12来倚雲根吟七字。
生雲軒
1山に在るときは長も雲と斎が同じだったが、
2山を出ると雲を憶っても雲は不来い。
3千金で太湖石を買得うと、
4数峰が相対って寒々と崔嵬ている。
5朝には忽と覚く、青い苔が湿っていて、
6靉靉と炊いている如に石の間から出ている。
7白雲は何処で不相逢いだろう(どこでもあえる)、
8却ろ怪しい、くる年もくる年も枉に相憶っていたことが。
9王郎の胸中には一邱が横り、
10山に在ても山を出ても雲と与に遊んでいる。
11更に白石老居士を呼んで、
12雲根に来倚せて七字を吟じさせる。
制作年、未詳。 0生雲軒:未詳。 3太湖石:太湖周辺の丘陵から切り出される穴の多い複雑な形の奇石。 4崔嵬:そびえるさま。 12雲根:太湖石のこと。
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