1老烏棲棲飛且号、
2晨来枝上啄楮桃。
3楮桃已空楮葉死、
4猶啄枯枝覓虫蟻。
5老烏賦分何其貧、
6未啼已被鄰公嗔。
7吁嗟老烏不自知、
8牆頭屋上紛成群。
9呉中貴遊重鸚鵡、
10千金遠致能言語。
11花底紅条鄭袖擎、
12盤中碧果秦宮取。
13天生霊物得人憐、
14過者須来鸚鵡辺。
15老烏事事無足録、
16人間猶伝夜啼曲。
烏夜啼
1老烏が棲棲と飛び且た号き、
2晨には枝の上に来て楮の桃を啄む。
3楮の桃は已に空く、楮の葉は死れ、
4猶も枯れ枝を啄んで虫や蟻を覓している。
5老烏の賦分は何て其に貧しいのか、
6未啼いのに已に鄰公に嗔られる。
7吁嗟、老烏は自を不知い、
8牆頭や屋上で紛に群を成している。
9呉の中の貴遊が鸚鵡を重んじて、
10千金で遠くから致るのは、言語ができるから。
11花の底の紅い条は鄭袖が擎ち、
12盤の中の碧い果は秦宮が取ってくれる。
13天生の霊物は人に得憐て、
14過る者は須ず鸚鵡の辺へ来る。
15老烏は事事も録すに無足いが、
16人間では猶お「夜啼曲」を伝える。
制作年、未詳。 0烏夜啼:楽府題。 2楮桃:楮の実。甘味があって食べられる。 5賦分:天賦、資質。 9貴遊:官職のない王侯貴族、顕貴な人。 11花底紅条:鸚鵡をつなぐ紐。 鄭袖:戦国時代、楚の懐王の寵姫。 12盤中碧果:鸚鵡のエサ。種をよく食べる。 秦宮:後漢の大将軍、梁冀に寵愛された奴隷頭。
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