其十三
1既離湖口県、
2未至落星湾。
3舟中両三程、
4程程見廬山。
5廬山遮半天、
6五老雲為冠。
7朝看金畳畳、
8暮看紫巉巉。
9瀑布在山半、
10髣髴認一斑。
11廬山忽不見、
12雲雨満人間。
其十三
1既に湖口県を離れたが、
2落星(山)の湾には未至い。
3舟中で両、三程、
4程程も廬山が見えた。
5廬山は半天を遮り、
6五老(峰)は雲が冠を為している。
7朝には金の畳畳うのが看え、
8暮れには紫の巉巉いのが看える。
9瀑布は山半に在り、
10髣髴と一斑が認められる。
11廬山が忽と不見くなり、
12雲雨が人間に満ちた。
1湖口県:江西省九江市にあり、鄱陽湖の出口にあたる。 2落星:江蘇省南京市東北に落星山があり、西は摂山に接し、北は長江に臨む。ここに大きな星が落ちてきたという言い伝えがある。 4廬山:江西省九江市南部にある名山。 6五老:五老峰。奇岩の峰で、五人の老人が座っているように見える。 8巉巉:山の険しいさま。
0 件のコメント:
コメントを投稿