2023年2月1日水曜日

白石詩015昔遊詩⑭

昔遊詩

其十四

1雪霽下揚子、
2閒望江上山。
3山山如白玉、
4日照金孱顔。
5是時江水淨、
6影落清鏡寒。
7潮催庾信老、
8雲送仏貍還。
9万古感心事、
10惆悵垂楊湾。

 

其十四

 

1雪が()れて揚子(江)を下り、

(のどか)に江の(ほとり)の山を望む。

3山山は白玉の(よう)

4日が孱顔(ふぞろい)な(山並みを)金に照らす。

()の時、(かわ)の水は(きよ)く、

6(山)影は清らかな(すいめん)に落ちて寒々しい。

(しお)は庾信が老いるのを(うなが)し、

8雲は仏貍が還るのを(みおく)る。

9万古の心事(あれこれ)に感じ、

10惆悵(ものがな)しい、垂楊(やなぎ)の湾。


4孱顔:ふぞろいなさま。 7庾信:庾信は南朝梁から北朝周へ使者として趣き、そのまま帰れなかった。 8仏貍:仏貍は北魏の太武帝拓跋燾の字。南侵したが宋を攻めきれず、北へ帰った。 9心事:心中に思うこと。

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