丁巳元日
1柏緑椒紅事事新、鬲籬灯影賀年人。
2三茅鐘動西窓暁、詩鬢無端又一春。
3慵対客、緩開門、梅花閑伴老来身。
4嬌児学作人間字、鬱塁神荼写未真。
丁巳の元日
1柏緑と椒紅、事事が新しい、籬を鬲て影を灯す、年を賀う人々。
2三茅の鐘が動かす、西の窓の暁、詩(人)の鬢に無端くも又た一春。
3客に対うのも慵い、緩と門を開けると、梅の花が閑かに老来た身に伴う。
4嬌児は人間の字を学作い、鬱塁と神荼は写未真い。
慶元三年(1197)、四十三歳の作。 1柏緑:柏の葉を酒に浸し、元日に祈りながら飲む風習があった。 椒紅:椒の実を酒に浸けたもの。色が赤くなる。 2三茅鐘:広く寺の鐘をいう。 4鬱塁・神荼:邪気を払う二神をお札や春聯にして門に飾る。
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