1旌陽宮殿昔裵徊、一壇雲葉垂。
2与君閑看壁間題、夜涼笙鶴期。
3茅店酒、寿君時、老楓臨路岐。
4年年強健得追随、名山遊遍帰。
1旌陽の宮殿を昔裵徊り、一壇には雲のごとく葉が垂れていた。
2君と閑に看た、壁の間に題かれた(詩)、夜は涼しく、笙鶴の期(を交わした)。
3茅店の酒で、君を寿した時、老い楓が路岐に臨んでいた。
4年年、強健に追随を得て、名山を遊び遍って帰られよ。
慶元二年(1196)、四十二歳の作。 1旌陽宮殿:晋の旌陽令許遜の故居、江西南昌にあり、古くは遊帷観といい、宋代に玉隆宮と改名された。『豫章古今記』に許遜の「合家仙去」の記事を載せる。白石の015「鷓鴣天(曾共)」の注、参照。 ② 雲葉:白石の015「鷓鴣天(曾共)」に云う「挂屩楓」か。 2笙鶴期:王子喬が笙を吹き、鶴に乗って去った故事。劉向『列仙伝』に見える。約束した期日に王子喬が白鶴に乗って山頂に現れたが、居合わせた人々はこれを見ても届かず、王子喬は手を挙げて人々に謝し、去っていったという。
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