2023年2月2日木曜日

白石詩005夏日寄朴翁朴翁時在霊隠

夏日寄朴翁朴翁時在霊隠

1風吹松樹枝、
2懐我松間友。
3雲従北山来、
4令我屢回首。
5山雲夜夜起、
6山雨侵人衣。
7遥知竹窓裏、
8自吟新雨詩。

 

夏の日、朴翁に寄せる。朴翁はその時、霊隠に在(い)た。

 

1風が松樹(まつ)の枝に吹き、

2我が松間の友を懐(おも)う。

3雲は北山から(従)来て、

4我(わたし)を屢(しばし)ば回首(ふりかえ)らせる(令)。

5山の雲は夜夜(よごと)に起(た)ち、

6山の雨は人の衣を侵(ぬ)らす。

7遥かに知(おもいや)る、竹の窓の裏(なか)、

8自(みずか)ら新(ふったばかり)の雨の詩を吟じているだろう、と。


制作年は未詳。 0朴翁:葛天民。 霊隠:杭州にある霊隠寺。

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