夏の日、朴翁に寄せる。朴翁はその時、霊隠に在(い)た。
1風が松樹(まつ)の枝に吹き、
2我が松間の友を懐(おも)う。
3雲は北山から(従)来て、
4我(わたし)を屢(しばし)ば回首(ふりかえ)らせる(令)。
5山の雲は夜夜(よごと)に起(た)ち、
6山の雨は人の衣を侵(ぬ)らす。
7遥かに知(おもいや)る、竹の窓の裏(なか)、
8自(みずか)ら新(ふったばかり)の雨の詩を吟じているだろう、と。
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