2023年2月3日金曜日

白石詩003虞美人草

虞美人草

1夜闌浩歌起、
2玉帳生悲風。
3江東可千里、
4棄妾蓬蒿中。
5化石那解語、
6作草猶可舞。
7陌上望騅来、
8翻愁不相顧。


虞美人草

 

1夜も闌(たけなわ)となって浩歌が起(お)こり、

2玉帳(じんまく)に悲風(かぜ)が生(ふ)いた。

3江東は千里のむこう(可)、

4妾(わたし)を棄てて蓬蒿(よもぎ)の中。

5石と化したら那(どうし)て語(ことば)を解(わか)りましょう、

6草と作(な)っても猶(な)お舞うでしょう(可)。

7陌上(みち)で騅(すい)が来るのを望もうとして、

8翻(かえ)って愁いで、相顧(み)ることができない(不)。


制作年、未詳。 0虞美人:秦代末期の楚王、項羽の愛姫。 2玉帳:軍隊の主力部隊がいる陣地の幕。 4蓬蒿:よもぎ。荒野をいう。 7騅:項羽の名馬。

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