其七
1布衣(わたし)なんぞ何(どうし)て王公に揖(あいさつ)を用(す)ることがあろう、
2帰って蘆の根のところで(向)軟紅(ほこり)を濯(あら)おう。
3此(こ)の心に無一事(なにもな)いことは自覚(わか)っている、
4小魚が跳び出した、緑の萍(うきくさ)の中から。
1布衣:平民のこと。平民は錦繡の衣を着てはいけなかったことから。 揖:両手を前に組んで、その手を動かす挨拶。相手に敬意を表わす。 2軟紅:「軟紅塵」に同じ。繁華街の賑わいをいう。俗世の塵ほこり。
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