其十二
1鉤窓不忍見南山、
2下有三雛骨未寒。
3惆悵古今同此味、
4二陵風雨晋師還。
其十二
1鉤窓から南山を見るに不忍い、
2下に三つの雛い骨の未寒いのが有るから。
3惆悵しい、古も今も同じ此の味、
4二陵の風雨、晋師は還ったけれど。
1鉤窓:外に「鉤闌(鉤欄)」のある窓。 2三雛骨:三人の幼い子の遺骨。 未寒:亡くなって間もないことをいう。 4二陵風雨:春秋時代の秦の軍師、蹇叔が出征する息子に、二陵(北陵と南陵)で戦死するだろうが、お前の骨は必ず拾ってやると言った故事。晋の伏兵により、ここで秦軍が全滅した。『左伝』「僖公三十二年」に「蹇叔之子与師、哭而送之曰、晋人禦師必於殽、殽有二陵焉。其南陵、夏后皋之墓也、其北陵、文王之所辟風雨也。必死是間、余収爾骨焉」とある。
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