2023年1月7日土曜日

白石詩043送李万頃

送李万頃

1猛相思裏得君来、
2正喜歓時却便回。
3別路恐無青柳折、
4到家応有小桃開。
5起居五馬兼堂上、
6問信千巌及阿灰。〈張禕姪張曙小字阿灰〉
7児女癡頑夫婦健、
8漂零何日共尊罍。

 

李万頃を送る

 

1猛(ふっ)と相思(おも)う裏(うち)に君が来るのを得(え)たが、

2正(ちょう)ど喜歓(よろこ)んでいる時に却(なん)と便(すぐ)に回(かえ)ってしまった。

3別れてゆく路には恐らく折る青柳は無いだろう、

4家に到(つ)いたら応(きっ)と開(さ)いている小桃(もも)が有るだろう。

5五馬(たいしゅ)は兼(いっしょ)に堂上に起居(くら)している、

6千巌及び阿灰に問信(よろ)しく。〈張禕の姪の張曙、小字は阿灰〉

7児女(こどもら)は癡頑(やんちゃ)で夫婦は健やか、

8だが漂零(おちぶれ)て、何日(いつ)になったら尊罍(さけ)を共にできるやら。


未詳。(『陳譜』は慶元三年(1197)冬、四十三歳の作とする) 5五馬:太守の別称。李万頃の父は知州だったらしい。 

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