2023年1月24日火曜日

白石詩038賀張肖翁参政

賀張肖翁参政

1太乙図書客屢談、
2已知上相出淮南。
3銀台日月非虚過、
4金鼎功名得細参。
5従此与人為雨露、
6応憐有客臥雲嵐。
7明朝起為蒼生賀、
8旋著藤冠紫竹簪。

 

張肖翁参政を(いわ)

 

1太乙の図書について客が(しばし)

2已に知っていました、上相(あなた)が淮南に(あらわれ)るのを。

3銀台での日月(ひび)を虚しく非過(すごさな)いで、

4金鼎の功名を細かく参(政)として得た。

(これ)から()()雨露と()り、

(きっ)と憐んでくれるでしょう、(わたし)()て雲嵐に臥していることも。

7明朝、起きて(あなたの)(ため)蒼生(たみくさ)(いわい)をして、

(そのあと)で藤の(ぼうし)、紫竹の(かんざし)()るでしょう。


嘉泰四年(1204)、五十歳の作。 0張肖翁参政:張巌。嘉泰三年正月に参知政事を免ぜられて知平江府に出るが、知揚州を経て、翌年十月に再び参知政治となった。 1太乙:宇宙万物の本原、本体。 2上相:宰相の尊称。 3銀台:銀台門。唐代、翰林院、学士院は銀台門の付近にあった。張巌は知平江府の時に資政殿学士、知揚州の時に資政殿大学士を帯びていた。 4金鼎功名:夏の時代に九鼎を鋳造し、国宝として伝えた。ここは宰相としての功績をいう。 7蒼生:庶民。

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