1牛渚磯辺渺渺秋、
2笛声吹月下中流。
3西風不識張京兆、
4画得蛾眉如許愁。
牛渚
1牛渚の磯辺、渺渺たる秋、
2笛の声は月に吹いて中流を下る。
3西風は張京兆を不識い、
4蛾眉を画得くこと、如許にも愁しげなのに。
紹熙二年(1191)、三十七歳の作。 0牛渚:牛渚山。安徽省当塗県にある淵の名。山麓が長江に突き出した景勝の地で、采石磯とも言う。 3張京兆:前漢の京兆尹張敞、夫人のために眉を描いたという。 4蛾眉:蛾の触角のように細く弧を描いた美しい眉。楊万里に「登牛渚蛾眉亭(在采石広済寺)」詩がある。
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