1雪矸如玉城、
2偏師敢軽犯。
3黄蘆陣野鶩、
4我自将十万。
5三戦渠未降、
6北面石湖范。
7先生霸越手、
8定自一笑粲。
紹熙二年(1191)、三十七歳の作。 0石湖:范成大の号。淳熙十四年(1187)に楊万里の紹介で謁した。 1・2句:『新唐書』「秦系伝」に「(系)与劉長卿善、以詩相贈答、権徳輿曰、長卿自以為五言長城、系用偏師攻之、雖老益壮」とある。「偏師」は、軍隊の分隊、また軍の低い官名。 4十万:しきりに降る雪を喩えた。 5渠:かれ。黄庭堅がよく使う。姜白石は若い頃、熱心に黄庭堅の詩を学んだ。 7先生霸越手:越王勾践を補佐した范蠡になぞらえる。
4我自将十万。
5三戦渠未降、
6北面石湖范。
7先生霸越手、
8定自一笑粲。
雪中訪石湖
1雪におおわれた矸は玉の城の如、
2偏さな師で敢えて軽々しく犯られようか。
3黄た蘆には野鶩が陣をしき、
4我は自ら十万を将いている。
5三戦しても渠は未降いで、
6石湖の范に北面して(あなたの臣下となって)いる。
7先生は越に覇をとなえる手、
8定自と粲と一笑っているでしょう。
紹熙二年(1191)、三十七歳の作。 0石湖:范成大の号。淳熙十四年(1187)に楊万里の紹介で謁した。 1・2句:『新唐書』「秦系伝」に「(系)与劉長卿善、以詩相贈答、権徳輿曰、長卿自以為五言長城、系用偏師攻之、雖老益壮」とある。「偏師」は、軍隊の分隊、また軍の低い官名。 4十万:しきりに降る雪を喩えた。 5渠:かれ。黄庭堅がよく使う。姜白石は若い頃、熱心に黄庭堅の詩を学んだ。 7先生霸越手:越王勾践を補佐した范蠡になぞらえる。
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