法曲献仙音 王沂孫
聚景亭梅、次草窓韻1層緑峨峨、繊瓊皎皎、倒圧波痕清浅。
2過眼年華、動人幽意、相逢幾番春換。
3記喚酒尋芳処、盈盈褪妝晚。
4已消黯。
5況淒涼・近来離思、応忘却・明月夜深帰輦。
6荏苒一枝春、恨東風・人似天遠。
7縦有残花、灑征衣・鉛涙都満。
8但殷勤折取、自遣一襟幽怨。
聚景亭の梅。草窓に次韻する。
1幾重も緑の梅がそびえ、玉のように白梅が輝き、小さな波あとに映り込んでいる。
2あっという間に月日は過ぎ、人の気持ちを動かす、会ってからいくたび春が代わっただろう。
3思い出す、酒を求め花を訪ねたとき、ぐずぐずと色あせるのも遅くて。
4いまはすでにひっそりとしている。
5ましてわびしい、近頃の別れの思い、きっと忘れてしまっただろう、明月の夜、遅く車で帰ったこと。
6柔らかい一枝の春、春風を恨む、人は天と同じ遠い。
7たとえ残った花があったとしても、旅の衣を潤し、涙にすべて満ちている。
8ただ念入りに折り取って、独り胸中の恨みを送ろう。
蔡義江『宋詞三百首全解』注:
0聚景亭:杭州の聚景園にある亭。草窓詞では、題に「雪香亭」とあり、同じものかどうか未詳。園は南宋の孝宗の時代に建てられ、四代の皇帝が訪れた。跡地は清波門外にあり、今の柳浪聞鶯公園一帯。周密の原詞は「松雪飄寒、峰雲吹東、紅破数枝春浅。襯舞台荒、浣妝池冷、凄凉市朝軽換。欲花与人凋謝、依依歳華晚。 共凄黯。問東風・幾番吹夢、応慣識・当年翠屏金輦。一片古今愁、但廃翠・平煙空遠。無語消魂、対斜陽・衰草涙満。又西泠残笛、低送数声春怨。」 1層緑:緑の梅をいう。 繊瓊:白梅をいう。
聚景亭の梅。草窓の韻に次する。
1層も緑が峨峨え、繊瓊の皎皎き、清浅さな波痕に倒圧む。
2過眼の年華、人の幽意を動かす、相逢ってから幾番春が換っただろう。
3記す、酒を喚め芳を尋ねた処、盈盈と褪妝るのも晚くて。
4已に消黯と。
5況て淒涼しい、近来の離れの思い、応と忘却っただろう、明月の夜深く輦で帰った。
6荏苒い一枝の春、東風を恨む、人は天と似じく遠い。
7縦え残った花が有っても、征衣を灑し、鉛涙に都て満ちている。
8但だ殷勤に折り取って、自り一襟にある幽怨を遣ろう。
fǎ qǔ xiàn xiān yīn
jù jǐng tíng méi,cì cǎo chuān yùn.
1 céng lǜ é é,xiān qióng jiǎo jiǎo,dǎo yā bō hén qīng qiǎn.
2 guò yǎn nián huá,dòng rén yōu yì,xiāng féng jǐ fān chūn huàn.
3 jì huàn jiǔ xún fāng chǔ,yíng yíng tùn zhuāng wǎn.
4 yǐ xiāo àn.
5 kuàng qī liáng、jìn lái lí sī,yìng wàng què、míng yuè yè shēn guī niǎn.
6 rěn rǎn yì zhī chūn,hèn dōng fēng、rén sì tiān yuǎn.
7 zòng yǒu cán huā,sǎ zhēng yī、qiān lèi dōu mǎn.
8 dàn yīn qín zhé qǔ,zì qiǎn yì jīn yōu yuàn.
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