月下笛 張炎
孤遊万竹山中、閑門落葉、愁思黯然、因動黍離之感、時寓甬東積翠山舍。1万里孤雲、清遊漸遠、故人何処。
2寒窓夢裏、猶記経行旧時路。
3連昌約略無多柳、第一是・難聴夜雨。
4漫驚回淒悄、相看燭影、擁衾無語。
5張緒。
6帰何暮、半零落依依、断橋鷗鷺。
7天涯倦旅、此時心事良苦。
8只愁重灑西州涙、問杜曲・人家在否。
9恐翠袖天寒、猶倚梅花那樹。
独りで万竹山の中に遊ぶと、ひっそりした門に葉が落ち、愁いで黯然として、そのため故国への思いが動いた。当時、甬東の積翠山舍に身を寄せていた。
1万里を流れるはぐれ雲のように、かつての遊びも次第に遠ざかり、友人たちはどこへ行ったやら。
2寒々しい窓辺で見る夢の中、まだ通った昔の路を覚えていたが。
3都ではおそらく、柳はほとんど無く、なによりも、夜に降る雨は聴くのがつらい。
4みだりに夢から覚めてはぼんやりとし、蠟燭の影を見ながら、しとねを抱いて黙り込む。
5張緒はどこへいっただろう。
6どうしてこれほど遅く帰ったのか、半ば落ちぶれて断橋の鷗鷺をぐずぐず探す。
7天の果てを旅に疲れ、この時の心ははなはだ苦しい。
8ただ愁う、再び西州の涙を流すことを。尋ねる、むかし住んだ辺りに人々はいるかどうか。
9おそらくあの人は寒空のもと、まだ梅の花咲くあの樹にもたれているだろう。
蔡義江『宋詞三百首全解』注:
0万竹山:甬江より東、また今の寧波市より東の鄞県の地域内にあった。『赤城志』にある天台西南四十五里の万竹山とは関係がない。またそこに寓したという「積翠山舍」も、寓舎の名前であって、積翠山を定海県とする説があるが、定海は海を隔てて舟山に属し、甬東に当たらない。 黍離之感:故国への思い。姜夔190「揚州慢」の注、参照。 3連昌:唐の高宗が置いた別宮の名、河南陽県にあり、柳がたくさん植えられた。元稹に「連昌宮詞」がある。 5張緒:南斉の人、若くして文才があり、清雅な姿をしていた。斉の武帝の時、蜀柳数株を献上されて宮殿の前に植え、武帝は常にふざけて「楊柳の風流で愛すべきは、当時の張緒のようだ」と言った。 8西州涙:張炎265「八声甘州」の注、参照。 杜曲:長安県の西にあり、唐代、杜氏が代々ここに住んだ。借りて、南宋臨安の貴族たちが集まって住んだところをいう。
孤で万竹山の中に遊ぶと、閑した門に葉が落ち、愁思で黯然として、因に黍離之感が動いた、時、甬東の積翠山舍に寓ていた。
1万里の孤雲、清遊も漸に遠ざかり、故人は何処へ。
2寒々しい窓で夢の裏、猶だ経行った旧時の路を記えていた。
3連昌では約略、柳は無多く、第一是も、夜の雨は聴くのが難い。
4漫に驚回ては淒悄とし、燭の影を相看ながら、衾を擁いて無語む。
5張緒よ。
6何て暮く帰ったのか、半ば零落れて断橋の鷗鷺に依依と、。
7天涯を旅に倦れ、此時の心事は良だ苦しい。
8只だ愁う、重び西州の涙を灑すことを。問ねる、杜曲に人家は在るか否か。
9恐く翠袖は天寒に、猶だ梅の花の那の樹に倚れている。
yuè xià dí
gū yóu wàn zhú shān zhōng,xián mén luò yè,chóu sī àn rán,yīn dòng shǔ lí zhī gǎn,shí yù yǒng dōng jī cuì shān shě.
1 wàn lǐ gū yún,qīng yóu jiàn yuǎn,gù rén hé chù.
2 hán chuān mèng lǐ,yóu jì jīng xíng jiù shí lù.
3 lián chāng yuē lüè wú duō liǔ,dì yī shì、nán tīng yè yǔ.
4 màn jīng huí qī qiǎo,xiāng kàn zhú yǐng,yōng qīn wú yǔ.
5 zhāng xù.
6 guī hé mù,bàn líng luò yī yī,duàn qiáo ōu lù.
7 tiān yá juàn lǚ,cǐ shí xīn shì liáng kǔ.
8 zhǐ chóu zhòng sǎ xī zhōu lèi,wèn dù qǔ、rén jiā zài fǒu.
9 kǒng cuì xiù tiān hán,yóu yǐ méi huā nà shù.
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