2022年10月4日火曜日

228浣渓沙(呉文英)

浣渓沙  呉文英

1門隔花深旧夢遊、夕陽無語燕帰愁、玉繊香動小簾鉤。

2落絮無声春墮涙、行雲有影月含羞、東風臨夜冷於秋。

1門に隔たれた花の奥、かつて夢に遊んだところ、夕陽は黙って、燕が愁いを抱いて帰る、細い指に香りが動く、小さな簾が巻き上げられて。

2散る柳のわたは音も無く、春が涙を落としているよう、流れる雲に影がある、月は羞じらいを含んで、春風に夜が臨んで秋よりも冷たい。

蔡義江『宋詞三百首全解』注:
1旧夢遊:「夢旧遊」とするテキストもあるが、詞の意味はまったく異なる。※ 玉繊:女性の手。

※編者は「旧夢遊」を良しとする。かつて夢見たところにいま来たが、と解釈する。

1門に隔たれた花の(おく)(かつ)て夢に遊んだ、夕陽は無語(だま)って燕が愁いて帰る、玉繊(ほそいゆび)に香りが動く、小さな簾鉤(すだれ)

 

()(やなぎのわた)無声(おともな)く、春が涙を()とす、行雲(ながれるくも)に影が有る、月は(はじら)いを含んで、東風(はるかぜ)が夜に臨んで秋より()も冷たい。


huàn xī shā

1 mén gé huā shēn jiù mèng yóu,xī yáng wú yǔ yàn guī chóu,yù xiān xiāng dòng xiǎo lián gōu.

2 luò xù wú shēng chūn duò lèi,xíng yún yǒu yǐng yuè hán xiū,dōng fēng lín yè lěng yú qiū.

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