2022年10月2日日曜日

218江城子(盧祖皋)

江城子  盧祖皋

1画楼簾幕巻新晴。
2掩銀屏、暁寒軽。
3墜粉飄香、日日喚愁生。
4暗数十年湖上路、能幾度、著娉婷。

5年華空自感飄零。
6擁春酲、対誰醒。
7天闊雲閑、無処覓簫声。
8載酒買花年少事、渾不似、旧心情。

1たかどのでは簾やカーテンが巻きあげられる、空が晴れて。
2屏風をおおう、暁の寒さがそっと。
3花びらを散らして香りをただよわせ、くる日もくる日も愁いが呼び起こされる。
4ひそかに数える、十年の湖のほとりの路、幾度あの美しい人に寄り添うことができただろう、と。

5時はむなしく、独り落ちぶれた生涯を感じる。
6春の酩酊を抱く、誰に向かって醒ませばいいだろう。
7天は広く雲は静か、簫の音を探すあてはない。
8酒を持って花を買った若い頃のこと、すべて今は異なる、昔の気持ちとは。

蔡義江『宋詞三百首全解』注:
4娉婷:女性の美しいさま、ここは歌女を指す。 6酲:二日酔い、酔いから覚めたあとのけだるさ。

画楼(たかどの)(すだれ)(カーテン)を巻く、新晴(はれ)て。

銀屏(びょうぶ)を掩う、暁の寒さが(そっ)と。

(はなびら)()して香りを(ただよ)わせ、くる日もくる日も愁いを()()こす。

(ひそ)かに数える、十年の湖の(ほとり)の路、幾度(うつくしいひと)(よりそ)うことが(でき)ただろう、と。

 

年華(とき)は空しく、(ひと)飄零(おちぶれたしょうがい)を感じる。

6春の(めいてい)(いだ)く、誰に(むか)って()まそう。

7天は(ひろ)く雲は(しず)か、簫の(おと)(さが)(あて)は無い。

8酒を(もっ)て花を買った年少(わかいころ)の事、(すべて)ては不似(ことな)る、(むかし)心情(きもち)とは。


jiāng chéng zǐ

1 huà lóu lián mù juǎn xīn qíng.
2 yǎn yín píng,xiǎo hán qīng.
3 zhuì fěn piāo xiāng,rì rì huàn chóu shēng.
4 àn shù shí nián hú shàng lù,néng jǐ dù,zháo pīng tíng.

5 nián huá kōng zì gǎn piāo líng.
6 yōng chūn chéng,duì shéi xǐng.
7 tiān kuò yún xián,wú chù mì xiāo shēng.
8 zǎi jiǔ mǎi huā nián shào shì,hún bú sì,jiù xīn qíng.

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