2022年10月1日土曜日

214生查子(劉克荘)

生査子  劉克荘

元夕戯陳敬叟

1繁灯奪霽華、戯鼓侵明発。
2物色旧時同、情味中年別。

3浅画鏡中眉、深拝楼西月。
4人散市声收、漸入愁時節。

元夕、陳敬叟に戯れて作った

1たくさんの灯火が月明かりを奪い、芝居の太鼓が明け方まで続く。
2風景は昔と同じ、味わいは中年になって異なる。

3浅く描かれた鏡の中の眉、深く拝むたかどのの西の月。
4人々は散り市の声は收まり、次第に愁いの時節に入る。

蔡義江『宋詞三百首全解』注:
0戯陳敬叟:字は以荘、号は月渓、建安(今の福建建甌)の人。劉克荘「陳敬叟集序」に「敬叟は詩才に抜きん出ていて、力量は大きく、闊達なこと御寇(列子)・荘周(荘子)と並び、酒を飲むこと阮嗣宗(阮籍)・李太白(李白)のよう、筆札は谷子雲(谷永)、草隷は張顛(張旭)・李湖(李懐琳?)、楽府は温飛卿(温庭筠)・韓致光(韓偓)のようであった。私はたびたびその優れたさまに感歎した。谷城の黄子厚の甥で、その詩もよく似ていた」という。 1霽華:明るい月の光。 明発:天明。『詩経』小雅「小宛」に「明発不寐、有懐二人(明発寐ねずして、二人を懐う有り)」とある。 3楼西月:「楼中月」とするテキストもある。

元夕、陳敬叟に戯れる

 

(たくさん)の灯が霽華(つきあかり)を奪い、(しばい)(たいこ)明発(あけがた)まで(つづ)く。

物色(ふうけい)旧時(むかし)と同じ、情味(あじわい)は中年で(ことな)る。

 

3浅く(えが)かれた鏡の中の眉、深く拝む(たかどの)の西の月。

4人は散り市の声は收まり、(しだい)に愁いの時節に入る。


shēng chǎ zǐ

yuán xī xì chén jìng sǒu

1 fán dēng duó jì huá,xì gǔ qīn míng fā.
2 wù sè jiù shí tóng,qíng wèi zhōng nián bié.

3 qiǎn huà jìng zhōng méi,shēn bài lóu xī yuè.
4 rén sàn shì shēng shōu,jiàn rù chóu shí jié.

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