秋霽 史達祖
1江水蒼蒼、望倦柳愁荷、共感秋色。2廃閣先涼、古簾空暮、雁程最嫌風力。
3故園信息、愛渠入眼南山碧。
4念上国、誰是・膾鱸江漢未帰客。
5還又歳晚、瘦骨臨風、夜聞秋声、吹動岑寂。
6露蛩悲・青灯冷屋、翻書愁上鬢毛白。
7年少俊遊渾断得。
8但可憐処、無奈苒苒魂驚、采香南浦、翦梅煙駅。
1川は青々、くたびれた柳と悲しげなハスを眺め、共に秋の気配を感じる。
2すたれた堂がまず涼しくなり、古びた簾がむなしく暮れて、雁の旅は風が強くなることを最も嫌う。
3故郷のたより、あの目に入る南山の緑を愛する。
4都を思う、誰だろう、ふるさとの味のある江漢に帰らない旅人は。
5またも歳の暮れ、痩せた身体で風に臨み、夜に秋の声を聞き、寂しさを吹き動かされる。
6露にぬれてコオロギは悲しげ、青く灯のともる冷たい部屋、書を広げれば愁いで鬢が白くなる。
7若いころの遊びはすべて断たれた。
8ただ悲しいところだけ、どうしようもなくやわな魂を驚かせる、香り草を南浦に採り、梅を靄のたちこめる駅で切る。
蔡義江『宋詞三百首全解』注:
3南山:杭州西湖に南北ふたつの山があり、南山は南屏山とも呼ばれる。 4膾鱸:晋の張翰が故郷を思った故事。辛棄疾174「水龍吟」の「鱸魚堪膾」の注、参照。
1江水は蒼蒼、倦れた柳と愁しげな荷を望め、共に秋の色を感じる。
2廃れた閣が先ず涼しくなり、古びた簾が空しく暮れて、雁の程は風が力くなることを最も嫌う。
3故園の信息、渠の眼に入る南山の碧を愛する。
4上国を念う、誰是だろう、膾鱸の江漢に未帰い客は。
5還た又た歳の晚、瘦せた骨で風に臨み、夜に秋の声を聞き、岑寂さを吹き動かす。
6露に蛩は悲しげ、青い灯の冷たい屋、書を翻けば愁いが鬢毛を白く上る。
7年少の俊遊は渾て断得れた。
8但だ可憐しい処だけ、無奈く苒苒な魂を驚かせる、香を南浦に采り、梅を煙る駅に翦る。
qiū jì
1 jiāng shuǐ cāng cāng,wàng juàn liǔ chóu hé,gòng gǎn qiū sè.
2 fèi gé xiān liáng,gǔ lián kòng mù,yàn chéng zuì xián fēng lì.
3 gù yuán xìn xī,ài qú rùyǎn nán shān bì.
4 niàn shàng guó,shuí shì、kuài lú jiāng hàn wèi guī kè.
5 hái yòu suì wǎn,shòu gǔ lín fēng,yè wén qiū shēng,chuī dòng cénj ì.
6 lù qióng bēi、qīng dēng lěng wū,fān shū chóu shàng bìn máo bái.
7 nián shào jùn yóu hún duàn dé.
8 dàn kě lián chǔ,wú nài rǎn rǎn hún jīng,cǎi xiāng nán pǔ,jiǎn méi yān yì.
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