宴山亭 張鎡
1幽夢初回、重陰未開、暁色催成疏雨。2竹檻気寒、蕙畹声搖、新緑暗通南浦。
3未有人行、才半啓・回廊朱戸。
4無緒。
5空望極霓旌、錦書難拠。
6苔径追憶曾遊、念誰伴、秋千彩縄芳柱。
7犀奩黛巻、鳳枕雲孤、応也幾番凝佇。
8怎得伊来、花霧繞・小堂深処。
9留住。
10直到老・不教帰去。
1ひそかな夢からちょうど覚めて、厚い雲はまだ散らない、暁の光の中、いっときの雨が降る。
2竹の手すりは空気が冷たく、かおり草の畑は音たてて揺れ、新緑が南浦に暗く通じる。
3路行く人はまだいない、やっと回廊の扉を半ば開く。
4落ち着かない。
5むなしく雲を眺めやる、手紙はあてもない。
6苔むす小径は追憶のかつて遊んだところ、思い出す、誰が一緒だったか、ブランコの縄を結んだ柱。
7犀の角の化粧箱に黛は収められ、鳳の枕に独り寝して、きっとまたしばらく佇んでいるだろう。
8どうすればあの人は来てくれるだろう、花の香りがめぐる、ちいさな建物の奥に。
9留めよう。
10老いるまでずっと、去らせないで。
蔡義江『宋詞三百首全解』注:
2蕙畹声搖:蘭蕙のはたけが風雨で音を立てていること。古代は十畝を「畹」といった。 5霓旌:旗のような雲。宋玉「高唐賦」に「霓為旌、翠為蓋(霓を旌と為し、翠を蓋と為す)」とある。 7巻:おさめる、おさまる。 雲:雲鬢。
1幽かな夢から初ど回めて、重い陰は未開い、暁の色のなか疏の雨が催成る。
2竹の檻は気が寒たく、蕙の畹は声たてて搖れ、新緑が南浦に暗く通じる。
3行く人は未有い、才と回廊の朱戸を半ば啓く。
4無緒い。
5空しく霓旌を望極る、錦書は難拠い。
6苔むす径は追憶の曾て遊んだところ、念す、誰が伴か、秋千の彩縄の芳柱。
7犀の奩に黛は巻められ、鳳の枕に雲孤して、応と也た幾番く凝佇んでいる。
8怎得れば伊は来てくれるだろう、花の霧が繞る、小さな堂の深処に。
9留住よう。
10老いるまで直と、帰去らせ不いで。
yàn shān tíng
1 yōu mèng chū huí,zhòng yīn wèi kāi,xiǎo sè cuī chéng shū yǔ.
2 zhú jiàn qì hán,huì wǎn shēng yáo,xīn lǜ àn tōng nán pǔ.
3 wèi yǒu rén xíng,cái bàn qǐ、huí láng zhū hù.
4 wú xù.
5 kōng wàng jí ní jīng,jǐn shū nán jū.
6 tái jìng zhuī yì céng yóu,niàn shéi bàn,qiū qiān cǎi shéng fāng zhù.
7 xī lián dài juǎn,fèng zhěn yún gū,yìng yě jǐ fān níng zhù.
8 zěn děi yī lái,huā wù rào、xiǎo táng shēn chù.
9 liú zhù.
10 zhí dào lǎo、bù jiāo guī qù.
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