2022年9月28日水曜日

199小重山(章良能)

小重山  章良能

1柳暗花明春事深、小欄紅芍薬、已抽簪。
2雨余風軟碎鳴禽、遅遅日、猶帯一分陰。

3往事莫沈吟、身閑時序好、且登臨。
4旧遊無処不堪尋、無尋処、惟有少年心。

1柳は暗く花は明るく、春は深い、小さな手すりに赤い芍薬、すでに簪のような芽を出して。
2雨のあとには風軟らかく鳥の声を砕き、のんびりした春の日は、なお一分の陰を帯びている。

3過ぎたことは悩むなかれ、この身は暇で、季節はすばらしい、しばらく楽しもう。
4むかし遊んだのはどこもかしこも尋ねるに価するところ、いま尋ねるところはなく、ただ若者の心だけが有る。

蔡義江『宋詞三百首全解』注:
2碎鳴禽:杜荀鶴「春宮怨」に「風暖鳥声砕、日高花影重(風暖かにして鳥声砕き、日高くして花影重し)」とある。 遅遅日:『詩経』豳風「七月」に「春日遅遅、采蘩祁祁(春日遅遅たり、蘩を采ること祁祁たり)」とある。

1柳は暗く花は明るく、春事(はる)は深い、小さな欄(てすり)に紅(あか)い芍薬、已(すで)に簪(め)を抽(だ)して。

2雨の余(あと)に風軟らかく鳴禽(とりのこえ)を碎き、遅遅(のんびり)した日(はるのひ)は、猶(な)お一分の陰(かげ)を帯びている。

 

3往事(すぎしこと)は沈吟(なや)む莫(なか)れ、身は閑(ひま)で時序(きせつ)は好(よろ)しい、且(しばら)く登臨(たのし)もう。

4旧(むかし)遊んだのは無処不(どこもかしこ)も尋ねるに堪(あたいす)る、いま尋ねる処は無く、惟(た)だ少年(わかもの)の心だけが有る。


xiǎo chóng shān

1 liǔ àn huā míng chūn shì shēn,xiǎo lán hóng sháo yào,yǐ chōu zān.
2 yǔ yú fēng ruǎn suì míng qín,chí chí rì,yóu dài yì fēn yīn.

3 wǎng shì mò chén yín,shēn xián shí xù hǎo,qiě dēng lín.
4 jiù yóu wú chù bù kān xún,wú xún chǔ,wéi yǒu shào nián xīn.

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