鷓鴣天 辛棄疾
鵝湖帰、病起作。1枕簟渓堂冷欲秋、断雲依水晚来收。
2紅蓮相倚渾如酔、白鳥無言定自愁。
3書咄咄、且休休、一丘一壑也風流。
4不知筋力衰多少、但覚新来懶上楼。
鵝湖に帰り、病から起きて作る。
1枕と布団が川沿いの建物で冷たい、秋になろうとしている。ちぎれ雲が水とともに流れ、晩になって消えた。
2赤いハスは互いに寄り添いながら、すべて酔っているかのよう。白い鳥は黙って、きっとひとり愁いている。
3殷中軍のように空に「咄咄怪事」ばかり書いて、しばらく休もう、丘も谷もまた風流。
4筋力の衰えがどれほどかは分からない、ただ新しいけださを覚えて楼に上る。
蔡義江『宋詞三百首全解』注:
0鵝湖:山の名。江西鉛山県東北にあり、周囲四十里。山上に湖があり、荷が群生するので、荷湖という。晋の龔氏が数百の鵞鳥を飼ったので、鵞湖と改められた。山のふもとに鵞湖寺がある。 3書咄咄:『世説新語』「黜免」に、殷中軍(隠浩)が廃されたとき、信安にいて、終日、そらに字を書いていた。……こっそりのぞいてみると、「咄咄怪事」の四字ばかり書いていた」とある。 且休休:『詩経』唐風「蟋蟀」に「好楽無荒、良士休休(樂を好むも荒む無かれ、良士は休休)」とある。「休休」は安閑自得していて、楽しみながら節度あるさま。「罷了(しかたない)」「算了(よしとする)」の意味に解する説もあり、詞中では二つの意味を兼ねている。 一丘一壑:隠士の居るところ。『太平御覧』「苻子」に、「黄帝は……容成子に『私は一壑に釣りをし、一丘に棲もう』と言った」とある。『世説新語』「品藻」に「明帝は謝鯤に尋ねた、『君は庾亮と比べてどうかな?』 答えて、『廟堂にいて百官を従わせるのは庾亮に及びません。丘や壑では、私の方が上です』と言った」とある。 4「不知」二句:兪文豹『吹剣録』に陳秋塘(陳善、字は敬甫、号は秋塘)の詩句を引いていて、況周頣『蕙風詞話』でこれを分析して、兪氏の誤記とする。
鵝湖に帰り、病より起きて作る。
1枕と簟は渓の堂で冷たく、秋に欲うとしている、断れ雲が水に依い、晚来って收えた。
2紅い蓮は相倚い渾て酔うかの如、白い鳥は無言って定と自り愁いている。
3咄咄と書き、且く休休もう、一丘一壑も也た風流。
4筋力の衰えが多少かは不知い、但だ新来しい懶さを覚えて楼に上る。
zhè gū tiān
é hú guī,bìng qǐ zuò.
1 zhěn diàn xī táng lěng yù qiū,duàn yún yī shuǐ wǎn lái shōu.
2 hóng lián xiāng yǐ húnrú zuì,bái niǎo wú yán dìng zì chóu.
3 shū duō duō,qiě xiū xiu,yì qiū yí hè yě fēng liú.
4 bù zhī jīn lì shuāi duō shǎo,dàn jué xīn lái lǎn shàng lóu.
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