2022年9月6日火曜日

161瑞鶴仙(袁去華)

瑞鶴仙  袁去華

1郊原初過雨、見敗葉零乱、風定猶舞。
2斜陽掛深樹、映濃愁浅黛、遙山媚嫵。
3来時旧路、尚厳花・嬌黄半吐。
4到而今惟有、渓辺流水、見人如故。

5無語。
6郵亭深静、下馬還尋、旧曾題処。
7無聊倦旅、傷離恨、最愁苦。
8縦收香蔵鏡、他年重到、人面桃花在否。
9念沈沈・小閣幽窓、有時夢去。

1野原はちょうど通り雨、枯れ葉が散るのが見える、風がおさまってもまだ舞っている。
2夕陽が林にかかり、照り映えて濃い愁いと浅い黛のよう、遙い山々が艶めかしい。
3来た時、なじみの路には、まだ岩間の花が、たおやかに黄色く半ば開いていた。
4今になってもまだ、谷の流水だけは、私を友人のように見ている。

5押し黙る。
6駅はひっそり、馬を下りてまた尋ねる、昔かつて詩を書いたところを。
7つまらないくたびれた旅、別れの恨みを悲しみ、ひときわ愁いが苦しい。
8たとえ香を收め鏡を隠し、いつか再び会っても、桃花のような姿はあるかどうか。
9思う、ひっそりした部屋の窓辺、時には夢で行けることもあろうか、と。

蔡義江『宋詞三百首全解』注:
1敗葉:「数葉」とするテキストもある。 8收香蔵鏡:恋人の贈物を珍蔵すること。愛情に忠実であることをいう。周邦彦098「風流子」の「韓香」の注、参照。南朝・陳が滅亡した後、附馬(皇女の婿)の徐徳言が妻の楽昌公主とそれぞれ鏡を半分ずつ持って別れ、のちに再び結ばれた(「破鏡重円」の故事)。孟棨『本事詩』に見える。

郊原(のはら)(ちょう)過雨(とおりあめ)敗葉(かれは)零乱()るのが見える、風が(おさま)っても()だ舞っている。

斜陽(ゆうひ)深樹(はやし)()かり、()えて濃い愁いと浅い(まゆ)のよう、遙い山々が(なまめか)い。

3来た時、(なじみ)の路には、()(いわ)の花が、(たおやか)に黄いろく半ば(ひら)いていた。

而今(いま)()っても()だ有る、渓辺(たに)流水(みず)は、(わたし)を見て(とも)かの(よう)に。

 

無語(だま)る。

郵亭(えき)深静(ひっそり)、馬を下りて()た尋ねる、(むかし)(かつ)()いた処を。

無聊(つまらな)(くたびれ)た旅、(わか)れの恨みを(かな)しみ、(ひとき)わ愁いが苦しい。

(たと)え香を收め鏡を(かく)し、他年(いつ)(ふたた)()っても、桃花のような人面(すがた)()るか(どう)か。

(おも)う、沈沈(ひっそり)した小閣(たかどの)幽窓(まどべ)、時には夢で()けることも有ろうかと。


ruì hè xiān

1 jiāo yuan chū guò yǔ,jiàn bài yè líng luàn,fēng dìng yóu wǔ.
2 xié yáng guà shēn shù,yìng nóng chóu qiǎn dài,yáo shān mèi wǔ.
3 lái shí jiù lù,shàng yán huā、jiāo huáng bàn tù.
4 dào ér jīn wéi yǒu,xī biān liú shuǐ,jiàn rén rú gù.

5 wú yǔ.
6 yóu tíng shēn jìng,xià mǎ hái xún,jiù céng tí chù.
7 wú liáo juàn lǚ,shāng lí hèn,zuì chou kǔ.
8 zòng shōu xiāng cáng jìng,tā nián zhòng dào,rén miàn táo huā zài fǒu.
9 niàn chén chén、xiǎo gé yōu chuān,yǒu shí mèng qù.

0 件のコメント:

コメントを投稿