六州歌頭 韓元吉
桃花1東風著意、先上小桃枝。
2紅粉膩、嬌如酔、倚朱扉。
3記年時、隠映新妝面、臨水岸、春将半、雲日暖、斜橋転、夾城西。
4草軟莎平、跋馬垂楊渡、玉勒争嘶。
5認蛾眉凝笑、臉薄払燕脂。
6繡戸曾窺、恨依依。
7共携手処、香如霧、紅随歩、怨春遅。
8消瘦損、憑誰問、只花知、涙空垂。
9旧日堂前燕、和煙雨、又双飛。
10人自老、春長好、夢佳期。
11前度劉郎、幾許風流地、花也応悲。
12但茫茫暮靄、目断武陵渓、往事難追。
桃の花
1春風が気をつけて、まず小さな桃の枝に上った。
2化粧もなめらかに、艶めかしく酔っているかのように、扉にもたれている。
3思い出す、あのとき、化粧したばかりの顔にこっそりと桃の花を映していた、川岸に臨んで、春は半ばになろうとし、雲と日は暖かく、斜橋にめぐっていた、夾城の西で。
4草とハマスゲは柔らかく広がり、馬を馳せた柳の渡し場、銜をして絶えず嘶いていて。
5蛾眉が笑うのが分かった、顔はうすく紅をつけていた。
6あの人の部屋をかつて覗いたのに。恨みは長々と。
7ともに手を携えたとき、香りは霧のように広がり、花びらが歩くとついてきて、春の暮れを怨んだ。
8やつれ果てて、誰を頼って問えばいいだろう、ただ花だけが知っている、涙がむなしく流れることを。
9かつての堂前の燕が、けぶる雨とともに、またつがいで飛んでいる。
10人は老い、春はとこしへに素晴らしく、佳い時を夢見る。
11前に来た劉さんの、どれほどか風流な地、花もまた悲しんでいるに違いない。
12ただぼんやりと春の靄、武陵の谷を眺めても、思い出は追い難い。
蔡義江『宋詞三百首全解』注:
4跋馬:馬を駆る。 12武陵渓:陶潜「桃花源記」の故事。武陵の漁師が川にそって行くと、桃花の林を見つけた。そこは世俗の外の桃源郷だった。
桃の花
1東風が意を著けて、先ず小さな桃の枝に上った。
2紅粉も膩かに、嬌かしく酔っている如、朱扉に倚れている。
3記す、年時、新妝の面に隠と映した、水岸に臨んで、春は半ばに将うとし、雲と日は暖かく、斜橋に転っていた、夾城の西で。
4草と莎は軟く平がり、馬を跋せた垂楊の渡、玉勒をして争ず嘶いて。
5蛾眉が凝笑うのが認った、臉は薄く燕脂を払けて。
6繡戸を曾て窺いた、恨みは依依と。
7共に手を携った処、香りは霧の如、紅は歩くに随い、春の遅を怨む。
8消痩損て、誰に憑って問えばいいだろう、只だ花だけが知っている、涙が空しく垂れることを。
9旧日の堂前の燕が、煙る雨と和に、又た双で飛んでいる。
10人は自老い、春は長に好く、佳期を夢る。
11前に度た劉郎の、幾許か風流な地、花も也た悲しんでいるに応い。
12但だ茫茫と暮の靄、武陵の渓を目断めても、往事は追い難い。
liù zhōu gē tóu
táo huā
1 dōng fēng zháo yì,xiān shàng xiǎo táo zhī.
2 hóng fěn nì,jiāo rú zuì,yǐ zhū fēi.
3 jì nián shí,yǐn yìng xīn zhuāng miàn,lín shuǐ àn,chūn jiāng bàn,yún rì nuǎn,xié qiáo zhuàn,jiá chéng xī.
4 cǎo ruǎn suō píng,bá mǎ chuí yang dù,yù lè zhēng sī.
5 rèn éméi níng xiào,liǎn báo fú yàn zhī.
6 xiù hù céng kuī,hèn yī yī.
7 gòng xié shǒu chǔ,xiāng rú wù,hóng suí bù,yuàn chūn chí.
8 xiāo shòu sǔn,píng shéi wèn,zhǐ huā zhī,lèi kòng chuí.
9 jiù rì táng qián yàn,hé yān yǔ,yòu shuāng fēi.
10 rén zì lǎo,chūn cháng hǎo,mèng jiā qī.
11 qián dù liú láng,jǐ xǔ fēng liú dì,huā yě yìng bēi.
12 dàn máng máng mù ǎi,mù duàn wǔ líng xī,wǎng shì nán zhuī.
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