2022年8月28日日曜日

126天門謠(賀鋳)

天門謠  賀鋳

登采石蛾眉亭

1牛渚天門険、限南北・七雄豪占。
2清霧斂、与閑人登覧。

3待月上潮平波灩灩、塞管軽吹新阿濫。
4風満檻、歴歴数・西州更点。 

采石の蛾眉亭に登った

1牛渚の天門は険しく、七雄の夢を南北に遮っている。
2霧が消え、人々は連れだって登り眺めた。

3月が上るのを待っていると、潮が凪いで、波はきらめき、誰かが辺塞の笛で新しい「阿濫」をそっと吹いている。
4風は手すりに満ち、トントンといくつか、西州から時を告げる音が聞こえてきた。

蔡義江『宋詞三百首全解』注:
0蛾眉亭:『輿地紀勝』に「采石山の北は江に臨み、磯有り、采石と曰い、牛渚と曰い、上に蛾眉亭有り」とある。亭は涂県北二十里、牛渚の絶壁にあり、前には二梁山が江をはさんで対峙していて、ふたつの蛾眉に似ている。 1七雄:戦国時代の燕・趙・韓・魏・斉・楚・秦をいう。 3阿濫:「阿濫堆」という曲。驪山に鳥がいて、唐の玄宗がその声を聴いて曲を作り、人々が真似て吹いたという。『中朝故事』に見える。 4西州:古城の名。今の南京市西に跡地がある。

采石の蛾眉亭に登る

 

1牛渚の天門は険しく、七雄の豪占(せめ)を南北に限る。

清霧(きり)(おさ)まり、閑人(ひとびと)(つれだ)って登り(なが)める。

 

3月が(のぼ)るのを待つ、潮は平らに波は灩灩(キラキラ)塞管(いこくのふえ)で新しい「阿濫」を()っと吹く。

4風は(てすり)に満ち、歴歴(トントン)()つ、西州の更点(とき)


Tiān mén yáo

dēng cǎi shí é méi tíng

1 niú zhǔ tiān mén xiǎn,xiàn nán běi、qī xióng háo zhàn.
2 qīng wù liǎn,yǔ xián rén dēng lǎn.

3 dài yuè shàng cháo píng bō yàn yàn,sè guǎn qīng chuī xīn ā lǎn.
4 fēng mǎn jiàn,lì lì shǔ、xī zhōu gēng diǎn.

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