2022年8月28日日曜日

125蝶恋花(賀鋳)

蝶恋花  賀鋳

1幾許傷春春復暮、楊柳清陰、偏礙遊糸度。
2天際小山桃葉歩、白蘋花満湔裙処。

3竟日微吟長短句、簾影灯昏、心寄胡琴語。
4数点雨声風約住、朦朧淡月雲来去。

1どれほど春を傷んでも春はまた暮れ、柳の木陰は蜘蛛の糸がなびくのをわざわざ邪魔する。
2小山のような美しい眉のあの人が歩くと、その水で洗われたスカートには白いデンジソウの花がいっぱいに貼りつく。

3ひがな一日、長短句の歌を小さな声で吟じる、簾の影に灯は暗く、心は琵琶の音に寄せて。
4ポツポツと雨の音が風でかき消され、朦朧と淡い月、雲は流れてゆく。

蔡義江『宋詞三百首全解』注:
0蝶恋花:『陽春白雪』巻二にこの詞を載せて、注に「賀方回が徐冠卿の詞を改めた」とある。 2天際小山:眉が遠い山のようである。 桃葉:晋の王献之の妾の名。ここは借用して、女性の名。 湔:音は「煎」。洗う。 4「数点」二句:北宋初の李冠「蝶恋花 春暮」の前段末にこの二句がある。

幾許(どれほど)春を(かな)しんでも春は()た暮れ、楊柳(やなぎ)清陰(こかげ)は、(わざ)遊糸(くものいと)(なび)くのを(さまたげ)る。

天際小山(うつくしいまゆ)桃葉(あのひと)が歩く、(すす)いだ裙処(スカート)には白蘋(でんじそう)の花が(いっぱ)い。

 

竟日(ひがな)長短句(うた)(ちい)さく吟じる、簾の影に灯は(くら)く、心を胡琴(びわ)()に寄せて。

数点(ポツポツ)と雨の(おと)が風で約住(かきけ)され、朦朧と淡い月、雲は来去(なが)る。


dié liàn huā

1 jǐ xǔ shāng chūn chūn fù mù,yáng liǔ qīng yīn,piān ài yóu mì dù.
2 tiān jì xiǎo shān táo yè bù,bái pín huā mǎn jiān qún chù.

3 jìng rì wēi yín cháng duǎn jù,lián yǐng dēng hūn,xīn jì hú qín yǔ.
4 shǔ diǎn yǔ shēng fēng yuē zhù,méng lóng dàn yuè yún lái qù.

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