2022年8月27日土曜日

120感皇恩(賀鋳)

感皇恩  賀鋳

1蘭芷満汀洲、遊糸横路。
2羅襪塵生歩。
3迎顧。
4整鬟顰黛、脈脈両情難語。
5細風吹柳絮、人南渡。

6回首旧遊、山無重数。
7花底深朱戸。
8何処。
9半黄梅子、向晚一簾疏雨。
10断魂分付与、春将去。

1香草が岸に満ち、蜘蛛の糸が路をさえぎる。
2あの人は絹の靴下をはいて、塵を立てながら歩いていた。
3私を迎えるように振り返って。
4整えた髷とひそめた眉、切々とした二人の思いを語るのは難しい。
5そよ風が柳のわたに吹き、私は南へとやってきた。

6思い出の場所を振り返るが、限りない山々が見えるばかり。
7花の咲く奥に、あの人の家はあった。
8どこだろう。
9半ば黄くなった梅の実、夕暮れの簾に降る小雨。
10切なさをくれてやろう、去ろうとする春に。

(かおりぐさ)汀洲(きし)に満ち、遊糸(くものいと)が路を(さえぎ)る。

羅襪(きぬのくつした)(ちり)()げて歩く。

3迎えるように(ふりかえ)って。

4整えた(まげ)と顰めた(まゆ)脈脈(せつせつ)とした(ふたり)(おもい)は語り難い。

細風(そよかぜ)柳絮(やなぎのわた)に吹き、(わたし)は南へと()ってきた。

 

旧遊(おもいで)回首(ふりかえ)るが、無重数(かぎりな)い山々。

花底(はな)(おく)朱戸(いえ)

何処(いずこ)か。

9半ば黄いろい梅の()(ゆうぐれ)一簾(すだれ)疏雨(こさめ)

10断魂(せつなさ)分付与(くれてやろ)う、将去(さろ)うとする春に。


gǎn huáng ēn

1 lán zhǐ mǎn tīng zhōu,yóu mì héng lù.
2 luó wà chén shēng bù.
3 yíng gù.
4 zhěng huán pín dài,mò mò liǎng qíng nán yǔ.
5 xì fēng chuī liǔ xù,rén nán dù.

6 huí shǒu jiù yóu,shān wú chóng shù.
7 huā dǐ shēn zhū hù.
8 hé chù.
9 bàn huáng méi zǐ,xiàng wǎn yì lián shū yǔ.
10 duàn hún fēn fù yǔ,chūn jiāng qù.

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