夜遊宮 周邦彦
1葉下斜陽照水、巻軽浪・沈沈千里。2橋上酸風射眸子、立多時、看黄昏、灯火市。
3古屋寒窓底、聴幾片・井桐飛墜。
4不恋単衾再三起、有誰知、為蕭娘、書一紙。
1葉が散り夕陽が水に映え、さざ波が立つ、シンシンと千里のかなたへ。
2橋では冷たい風がツンとまなこを射し、じっと立っていると、黄昏に灯火をともす市が見える。
3ボロ屋の寒い窓辺で、幾片か井戸端の桐の葉が散り落ちるのに耳をすます。
4うすい布団に未練はなく、何度も起きる、誰か分かる人はいるだろうか、蕭娘のために、手紙を書いていることを。
蔡義江『宋詞三百首全解』注:
1葉下:葉が散る。 2酸風射眸子:冷たい風が目にしみてツンとする。李賀「金剛仙人辞漢歌」に「東関酸風射眸子(東関の酸風 眸子を射る)」とある。 4蕭娘:唐代の女性の通称、男子は「蕭郎」という。唐・楊巨源「蕭娘」詩に「風流才子多春思、断腸蕭娘一紙書(風流才子 春思多く、断腸たる蕭娘 一紙の書)」とある。
1葉が下り斜陽が水に照え、軽浪を巻く、沈沈と千里へ。
2橋上では酸風が眸子を射し、立多つ時、黄昏に看える、灯火の市。
3古屋の寒い窓底で、幾片か井の桐が飛墜るのを聴く。
4単衾に不恋く再三も起きる、誰か知るひとは有るだろうか、蕭娘の為に、一紙を書く。
yè yóu gong
1 yè xià xié yáng zhào shuǐ,juǎn qīng làng、chén chén qiān lǐ.
2 qiáo shàng suān fēng shè móu zǐ,lì duō shí,kàn huáng hūn,dēng huǒ shì.
3 gǔ wū hán chuān dǐ,tīng jǐ piàn、jǐng tóng fēi zhuì.
4 bú liàn dān qīn zài sān qǐ,yǒu shéi zhī,wèi xiāo niáng,shū yì zhǐ.
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