早行
1月皎驚烏棲不定、更漏将闌、轣轆牽金井。
2喚起両眸清炯炯、涙花落枕紅綿泠。
3執手霜風吹鬢影。
4去意徊徨、別語愁難聴。
5楼上闌干横斗柄、露寒人遠雞相応。
朝の旅立ち
1月は白く、ねぐらの烏を起こして、落ち着かせない。夜は更けようとして、ギシギシと誰かが井戸で轆轤を牽いている。
2私もその音で目を覚まされ、両まなこはギラギラ、涙が枕に落ちて芯の綿まで冷たくなった。
3手をとる、冷たい風が髪に吹きつける。
4旅立つ気持ちが揺らぐ、別れの言葉は聴くに堪えない。
5たかどのの上に星がきらめいて、北斗七星が横たわり、露は冷たく、人は遠ざかり、ニワトリが鳴きあっている。
蔡義江『宋詞三百首全解』注:
1轣轆:井戸で水をくみ上げる滑車を「轤轆」や「轆轤」という。「轣轆」はその音で、これも「轤轆」と解される。 金井:「金」は飾った言い方。 2紅綿:枕の芯に使う木綿。花が赤い。 3霜風吹鬢影:李賀「詠懐」詩に「弾琴看文君、春風吹鬢影(琴を弾じて文君を看る、春風 鬢影を吹く)」とあり、王琦の注に「見室家相得好(夫婦仲睦まじいさま)」という。 5闌干:縦横に入り乱れるさま。 斗柄:北斗七星。古代の酒を酌む「斗」に似ていて、柄杓(ひしゃく)があるので、「斗柄」「斗杓」という。
早の行
1月は皎く烏を驚して棲不定い、更漏は闌けようとして、轣轆と金井を牽んでいる。
2喚起て両眸は清炯炯、涙花が枕に落ちて紅綿まで冷たい。
3手を執る、霜風が鬢影に吹く。
4去く意が徊徨ぐ、別れの語は愁いで聴き難い。
5楼上に闌干いて斗柄が横わり、露は寒たく人は遠く雞が相応っている。
dié liàn huā
zǎo xíng
1 yuè jiǎo jīng wū qī bú dìng,gèng lòu jiāng lán,lì lù qiān jīn jǐng.
2 huàn qǐ liǎng móu qīng jiǒng jiǒng,lèi huā luò zhěn hóng mián lěng.
3 zhí shǒu shuāng fēng chuī bìn yǐng.
4 qù yì huái huáng,bié yǔ chóu nán tīng.
5 lóu shàng lán gān héng dǒu bǐng,lù hán rén yuǎn jī xiāng yìng.
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